第三種電気主任技術者
社会人になりたての頃、電気関係の知識を付けたくて何か資格を取りたいと思い探したところ、この電気主任技術者の資格があることがわかり、通信講座を申し込んだのだが一度もやり取りをすることなく終わってしまった。当時3万円以上払っていたと思う。
それから30年近く経った2019年、電気工事士二種と一種の試験の間に電気主任技術者の試験があったので半分冷やかし、半分様子見で受験してみることにした。
試験は電気工事士と同じ電気技術者試験センターが主催しており、インターネットで申し込んで受験料の5,300円もクレジットカード払いで申し込んだ。
勉強できる期間が一ヶ月ちょっとしかなく、半分冷やかしみたいなものだったのでテキスト代もケチって1冊で4科目(理論、電力、機械、法規)をカバーしているものを買った。全てを勉強する時間がなかったので理論だけに集中して受験した。
試験は令和元年9月1日(日)に川崎市多摩区にある専修大学生田キャンパス7,8号館で行われた。
試験後、自己採点してみると理論が55点、電力50点、機械45点、法規24点という結果であった。理論以外勉強せず殆どカンで回答したにしてはいいできであった。全科目不合格と思っていたが何故か理論は合格となっていた。
自己採点結果
科目 |
理論 |
電力 |
機械 |
法規 |
得点 |
55 |
50 |
45 |
24 |
結果 |
合格 |
不合格 |
不合格 |
不合格 |
殆ど冷やかしで受けたので全科目不合格だったらその後受験しなかったかもしれないが、幸か不幸か理論だけ合格してしまったので科目合格のアドバンテージが出来てしまったのでその翌年も受験するしかなくなった。
二年目はコロナ禍でいつもは協力してくれる大学が会場提供ができなかったせいか令和2年9月13日(日)にパシフィコ横浜ノースで行われた。結構勉強して臨んだつもりだったが、法規が88点で合格したのみで電力25点、機械45点という散々な結果であった。一年間勉強して電力の点数が半分になってしまうとは.....
自己採点結果
科目 |
理論 |
電力 |
機械 |
法規 |
得点 |
− |
25 |
45 |
88 |
結果 |
前年合格 |
不合格 |
不合格 |
合格 |
一年間勉強した結果が電力の点数が半分になってしまい機械の点数が変わらないとは.....
2回受験してみて感じたことは、この資格試験は他の試験と違い広い知識を深く要求されいるので試験対策用のテキストや、過去問集をこなすだけでは不十分で他の専門書も目に通して幅広い知識を得ておくことが対策だと感じました。そこで役に立ったのが
初年度に合格した科目免除の理論の最後の年の三年目は令和3年8月23日(日)に青山学院淵野辺キャンパスで行われ、電力85点、機械65点でようやく合格することができた。
自己採点結果
科目 |
理論 |
電力 |
機械 |
法規 |
得点 |
− |
85 |
65 |
− |
結果 |
前々年合格 |
合格 |
合格 |
前年合格 |
合格通知を受け取ると免状の取得手続きが行えるのだが、郵便局で2,350円を払い込んで受領証を所定の用紙に貼り付けて合格通知と共に電気技術者試験センターへ郵送しなくてはならない。
このような手続きをして一ヶ月半以上も経って受け取った免状に対する第一印象が「安っぽい!」であった。無地の厚紙に印刷しただけの簡単なもので何の飾りもない。苦労が報われない気がするしだれでも偽造できるのではないかと思ってしまった。
情報処理試験を受けたとき費やした経費は受験費用だけで、合格したときはそれなりの免状らしい免状を送ってきてくれたものである。同じ免状を発行するにしても電気技術者試験センターは受験者にさらなる経費と手間と時間をかけさせたあげく発行した免状がこのレベルである。正直、資格取得した実感が沸かない。免状を受け取った皆さんは私同様さぞかしがっかりしているのではないでしょうか?