電気工事士
第二種電気工事士
以前から両親の依頼で実家の電気工事を行っていましたが、いつかは電気工事士の免許を取りたいなとは漠然と思っていました。
そんなとき、航空自衛隊に勤めていた中学時代からの友人から電話があり、自衛隊が主催している電気工事士の研修を受けているということでした。
一般の自衛隊の定年年齢は53,4歳と早く、再就職に向けての資格取得を推し進めているみたいでした。
背中を押される感じで俺も取るか!と決めて試験を申し込みました。
試験準備のため書店にいってみると、様々な出版社からそれぞれ特色のあるテキストが発刊されており、どれも丁寧に説明されており選ぶのに悩んみましたが、なかでも特にとっつき易いと感じた下記のテキストと問題集を購入して試験に臨みました。
筆記試験は明治学院大学戸塚キャンパスで行われました。
JR東海道線の戸塚駅に行ってみると、受験会場への臨時バスが出ており、沢山の老若男女の受験生が臨時バス乗り場に列を作っていました。
バスに乗っていくと戸塚の街中から外れて緩い坂を上って行き、緑が多い郊外へと移動していきました。戸塚キャンパスに降りると受験番号と照らし合わせながら、受験会場の教室を探していきます。同時に英検のテストも実施していまして小中学生の受験生の姿も見えました。
試験後、自己採点をしてみたら一問間違えて98点でありました。
筆記試験は自分で勉強するだけで何とかなるとは思っていましたが実技試験はどうやって対処すればよいのか最初は分からず次のようなテキストを入手して情報を集め準備を始めました。
実技試験をパスするには試験会場で指定された13の候補問題の1つを40分以内に欠陥なく作成しなくてはなりません。
実技試験やその練習に使用するため、工具や材料を入手しなくてはなりません。
最初、近くのホームセンターで取り寄せようと考え必要なものを一つ一つ見つけては購入していたのですがなかなか見つからないものもあり、結局、電気工事試験用にセットになっているものがインターネットで販売されているのでそちらを購入したほうが効率が高く結局安く済むことが分かったのでそれを利用しました。
実際に実技試験の練習をしてみると40分という試験時間はかなり短く、よほど何度も練習してスムーズに作成できるようしないと間に合いません。
私個人としては、実技問題の施工作業前に作成する複線図を描くことは施工時間確保のために止めました。
また、実技試験では大のダイスは使いませんのでリングスリーブ圧着工具を下記コンパクトなものに変更しました。片手で扱いやすく施工時間短縮になると思います。
実技試験は神奈川大学で行われました
凶器にもなりうる沢山の工具を持って電車に乗り込んだので怪しまれないかと心配になりました。
試験合格後、免許取得手続きに5,000円以上払ってやっと手に入れた免許がこれでがっかりした。紙でできた四つ折りの免許が黒いビニールのケースに入れられていただけでありました。
電気工事士法に書かれている電気工事士の義務に「電気工事の作業に従事するときは電気工事士免状を携帯する」とあります。炎天下の中、屋根裏に潜って工事をすることもある電気工事士にとって汗びっしょりの中こんな免状を携帯していたら直ぐにグチャグチャになって使い物にならなくなってしまうのではと思います。
第一種電気工事士
筆記試験は二種と同様明治学院大学戸塚キャンパスで行われ、自己採点では90点でした。
実技試験は青山大学淵野辺キャンパスで行われました。
第一種電気工事士の実技試験では第二種の実技試験に必要な工具以外に太目のケーブルを切断する下記工具が必要となります。
第一種電気工事士に関しては電気工事士として5年以上の実務経験が必要なため、免許の申請は行っていません。弱電での14年以上の経験と船舶電気工としての3年半の経験を加味してもらって実務経験として認定してもらえないでしょうか。きっとダメなんでしょうね。