釣り人は底が知りたい!伊豆下田篇

にっぽん夢紀行 伊豆(下田編)





 南伊豆下田市田牛大根の石鯛釣り

 モロコ狙いと石鯛狙いの2投流で釣友二人と田牛大根に乗った。三人とも表の本命ポイントに仕掛けを投げ入れていたがモロコ仕掛けは根掛かりだらけで向かい風も強くなって石鯛仕掛けも遠投できなくなった。迎えの船の時間も迫ってきて3人ともテンションが落ちてきていた。
 釣友が向かい風に嫌気がさしてしまい、風裏の地磯向かいの砂地の足元に試しに仕掛けを垂らしてみると以外に餌取りがあるようで「餌ばかりとられる」「カニをつけても取られる」と言っていたのを耳にしていた。
 冗談半分にもう一人の釣友からガンガゼとウニ通しの仕掛けをもらい、足元に垂らしてみた。水深は5mぐらいである。すると餌が底に着いたと同時にガツガツと勢いよく当たってきた。
 ガツガツと連続して当たり、序所に竿先が押さえ込まれていく。その後、キュンという感じで海面まで突っ込んだ。
 「オッイシガキが掛かったぞ!」と思い、大きく合わせるとしっかりと掛かって締め込みが感じられた。ワサのつもりで巻いていたが意外と締めこんだり走り回ったりする。強引に浮かせると海面に小さな銀ワサが現れた。間髪入れず引っこ抜いて終了。久ぶりに竿が入るのを見たのと引きが味わえ良く引いたので楽しめた。最後の最後に満足であった。


38cm、1.3kg