2016年12月31日 那覇一文字でのイシガキダイ釣り
那覇一文字 北新堤 2番
1番船(朝5時発)で行ったが既に0番便が出ているとのことだった。なんじゃそりゃ?釣り人があるていど集まって「早く行こうよ!」と煽られると1番船よりも早く出してしまうようだ。おまけに前日に渡ってそのまま防波堤に泊り込んでいる釣り人もいるため、例え一番船で渡っても希望のポイントに入れる確率は低い。
案の定、防波堤に行ってみると釣果の確率の高いポイントはすでに埋まっていた。この時期沖縄の夜明けは7時ごろなので近くに行ってみないとどれだけ釣り人が入っているか分からないのである。
しかたなくテトラがぎっしり詰まって根掛かりの多いポイントに入った。今回まだウニを採っていないので餌はサザエ3kgとカニ5匹、それと虎の子のヤドカリ一匹であった。
夜明け直後に右二人目の人が1kgクラスのイシガキダイを釣り上げた。その後も先客3人の竿には頻繁にイシガキダイの当たりがあり楽しそうだ。一方、私の竿には時々ツンツンと餌取りの当たりがあるだけである。「やはりポイントか?それとも餌のせいか?」と悔しい気持ちであった。
AM11時ごろ、初めて竿が入りそうな当たりがあった。昼飯を食べようと少し竿先から目を離したとき、一度入ったと思われる竿先が戻っていくのが視界の隅に見えた。慌てて竿先を凝視すると、まだ食いついているようで少しお辞儀をしたまま時々ツンツンと動く。しかし、暫らく待ってもそれ以上入っていくことがない。そっと竿を掴んでゆっくり仕掛けを上げてみると何か付いているのが感じられた。急いで巻き上げるが重みがあるだけで引きが感じられない。上げてみるとサザナミフグがぶら下がっていた。
サザナミフグ
その後、サザエの柔らかいとこだけ付けてみたり、カニのこうらを?いて付けてみたりしたが本命らしき当たりはなかった。
餌取りの当たりでもいいから竿の動きが欲しかったので虎の子のヤドカリを付けて投入してみた。案の定、仕掛けを入れると直ぐに餌取りの当たりが頻繁に当たったがすぐに静かになった。餌はもうないのかと思い、暫らくして仕掛けを上げてみるとお尻の部分は食われてなくなっていたが胴体と足はまだ残っていた。
「餌取りがいなくなった!」「チャンスかもしれない」と思ってお尻の代わりといってはなんだがサザエの柔らかい部分も追加して再度投入した。
そうこうしていると、ウニ餌を使っていた先客3人が1時の便で帰って行った。
すると、もぞもぞと竿先が動きゆっくりお辞儀していった。50センチ程お辞儀したところで止まったので、「入ってくれ!」と念じていると直ぐに竿が海面に突っ込んだ。
竿を掴んで5mほど巻き取ったところで引っ掛かってしまった。テンションを緩めて待っていると少ししてツンツンとしたのでまだ魚は付いているのがわかった。
待っていても魚が走らなかったので強引に竿を煽ると引っ掛かっていたのが外れて魚が走り出した。上げてみると久しぶりのイシガキダイが付いていた。
イシガキダイ 45cm、1.8kg