シマノ・NFT
NFTは釣り人には人気のある釣竿メーカーでしたが経営難でシマノにブランドを売却してしまいました。NFTを吸収した後、シマノはNFTブランドでは石鯛竿を出してはいましたがシマノブランドでは一時期、石鯛竿を開発せず新製品が一切出ない時期があり石鯛師としては寂しかった思いがありました。最近では新製品のラインアップを開始してモデルチェンジも頻繁になってきて喜ばしいことです。パワーループアドバンス以降の製品では同様の設計概念を持つ鯉竿も含めて柔らかい竿しか開発していない印象があります。細身軽量で張りのある竿の開発を望みます。
・NFT ボロン 翔 振出し石鯛
持ち重りがしない不思議な感覚の竿です。古い竿なのでガイド合わせラインがないのは不便です。石付きの形状も古く現代のピトンとの相性は悪いと思います。リールシートも古いタイプでネジ締め部分が下にきていますので撤収時、緩めたときリールが落下してしまうことがありますので注意が必要です。やや先調子で穂先はかなり細くシャンとしています。NFTの名竿の1つでで古いながらいまだに人気があります。
・NFT ダイアフラッシュボロン振り出し石鯛525
石鯛の日本記録を釣り上げた竿なので探し回ってなんとか手に入れた竿なのですが、期待していた割に調子が昔の典型的な振り出し竿で胴調子でぼたつき感がありました。石突きは大きくで黒檀でできており高級感がありました。
・NFT パワーループ石鯛540H
重量(790g)の割に持ち重りのしない竿です。太めで結構硬い竿ですのでパワーのある人にとってはかなりの遠投が可能だと思います。石突きが古いタイプなのとリールシートのネジ締め部分が逆なのが難点です。
・NFT パワーループ振り出し石鯛555H
太めで長い(5.55m)竿ですのでパワーのある釣り人向きです。穂先が細くガイドが回り易いのが難点でガイド合わせラインがないのも不便です。石突きが古いタイプなのとリールシートのネジ締め部分が逆なのも残念な点です。強い竿ではありますが振り出しですのでそこそこに曲がり扱い易い竿であります。管理人の自己最高記録魚(4.8kg)を釣り上げた竿でもあります。
・NFT パワーループ南方振り出し石鯛525H
太めで先は柔らかい。ガイド合わせラインがないのは不便。石付きの形状が現代のピトンとは相性が悪い。石突きが古いタイプなのとリールシートのネジ締め部分が逆なのが難点です。
・NFT NF BASIS石鯛540
極端な細身(元径21.2mm)軽量(615g)につられて購入しましたが、柔らかすぎて元竿もとても細いので強度が不安でした。軟調で重い錘を投げ辛く遠投には向きません。石突きは幅広で竿掛けに置いたときの安定性は抜群ですのでライトタックルの置き竿石鯛釣り向きだと思います。
・NFT パワーループアドバンス石鯛510H
遠投用にはやや短い。遠投も可能だが、どちらかというと中近投の置き竿釣り向き。
・NFT パワーループアドバンス石鯛540MH
やや重く(725g)太め(元径25.6mm)で穂先の調子が独特。
・NFT パワーループアドバンス振り出し石鯛540MH
お手ごろ価格で入門用に適していると思います。穂先は竿の色と同じシルバーグレーです。
・シマノ 海魂EV540MH
柔らかめの調子だが投げ方を工夫すれば40号の錘を80m以上投げることは可能。LCガイドの竿が出始めた頃、最も安く購入できた竿でしたので「やわらかいかな?」と感じていましたが入手しました。管理人の城ヶ島最大魚(4.1kg)を釣った竿でもあります。継ぎが抜けなくなることがあるので注意が必要です。
・シマノ(SHIMANO) 翔 石鯛 (並継) MS540
翔石鯛[並継]は美しい曲がりと粘りのある調子というシマノ石鯛竿テクノロジーDNAを受け継いだ逸竿です。軟調子です。