オリムピック(マミヤOP)
なかなかユニークな竿を開発するメーカーであると思います。他のメーカーでは作らなくなった長尺ロッドや今日までボロン竿を作っているこだわりも面白いと思います。オリムピックは一時期マミヤOPに経営権を譲っていた時代がありました。経営環境で色々苦労もあったと思いますが当り障りのない商品を販売するメーカーが多い中、ユニークなこだわりを持った商品を開発してくれるので頑張って欲しいメーカーであります。
・オリムピック 純世紀離島振出石鯛510
古い竿なので仕方がないがリールシートと石付きが古い型で竿が太く(元径26.3mm)て重い(940g)ので扱い辛い。ブランクスは肉厚で作りはしっかりしていて、振り出し竿にしては強度に頼もしさがある。残念ながら遠投竿として使うには5.1mとやや短い。
・オリムピック ボロン石鯛アラミカ560
太くて長い(5.6m)割に石付きが小さく、ピンで留めているため交換し辛そうです。やや軟調のスネークガイドの替え穂先が付いています。固めの調子で長尺ロッドの割に軽い(690g)のでパワーのある人ならかなりの遠投ができるのではないでしょうか。管理人は竿の太さが気に入らなくで手放してしまいました。
・マミヤOP インストラクターT-FOUR石鯛BORON(振出)
4本継ぎの振り出し竿なので仕舞い寸法が長く(161cm)て移動中の取り扱いが不便ではありますが、4本継ぎのため調子が並継ぎ竿に近く、ガイド配置も自然です。一番手元のガイドは並継ぎ竿のようなガイダーガイドが付いています。かなり細身(元径22mm)で握り易いのですが調子はボロンのHにしてはかなり柔らかかったと思います。この竿を購入時、硬い調子が好きだった管理人は満月調子に曲がる柔らかいこの竿が気に入らず釣友に譲ってしまいました。柔らかい調子でも気にならなくなった今ではこの竿で魚を掛けると面白そうだと思っています。
・オリムピック シエラBORON石鯛 鍛 硬調540
マミヤOPから独立して復活して最初に出た竿。マミヤOP時代のボロン無双の設計思想を受け継いだ竿だと思われます。細身(元径23.2mm)で603gと軽量でやや先調子ですのでシャープで早いスイングをする釣り人に向いていると思います。
・オリムピック 怒涛 硬調 540
振り出し竿なのでやや太め(元径25.9mm)ですが、一番手元のガイドがフリーガイドで元竿ブランクではなく、2番目の元受ブランクに固定するため、振り出し竿としてはより自然なガイドバランスとなっています。軽量(635g)ですので2本目の竿として最適です。白穂先ですがその部分にガイド合わせラインがないのが残念です。石突きはもう少し大きいほうがいいと思いますがグリップやリールシートは使い易いです。