ダイコー

 ダイコーは昔から石鯛師には人気があるメーカーです。同一モデルでも長さや硬さのバリエーションが豊富で釣り人の好みによって竿が選べるので大変ありがたいです。2001年までのカタログでは錘負荷は30号までとなっていますが、その頃までの竿でも40号、50号の錘を十分に投げられるだけのしっかりした腰をしています。管理人も40号の錘を目一杯投げていますが竿に頼りなさを感じることはありません。むしろ体調の悪いときは竿に負けてしまう時もあります。穂先が細めで硬めの竿が多く錘を引きずってきたときの感覚は釣り人に伝わり易く底取りのしやすい竿が多いです。ステンパワーシートというオリジナルのリールシートがありましたがリールの固定に問題があり、管理人はあまり好きではありませんでした。

・ダイコーフィールドイン540MH
 曲がりは満月調子なのですが反発力が強く、MHといえどパワーのある竿です。名礁やプレシオに比べては曲がりますのでやや扱い易いですがどちらかというとパワーのある人向きだと思います。

・ダイコーフィールドイン振り出し530H
 かなり軽量(575g)ですので予備竿や複数の竿を使うときに便利です。軽量過ぎて強度には不安があります。プレシオ振り出しとにた調子です。

・ダイコーフルフィールド石鯛540H
 カタログの元径26.5mmよりも掴んだ感じはかなり細く軽い(685g)ので扱い易く気に入っています。石突きが置き竿用としては小さいのでプロフィールドスペシャルの石突きを付けています。満月調子に曲がる竿なので根掛かりをあおったときの釣り人の腰にかかる負担は低減されます。

・ダイコーフルフィールド振り出し石鯛525H
 5本継ぎの振り出し竿ですが、その継ぎ数の多さが悪い面に出ています。昔の調子をうまく出せなかった竿みたいに胴調子に曲がってしまい。Hという硬さ表示の割にはベロンベロン調子で遠投がしづらく実際の長さよりも短く感じてしまいます。

・ダイコーフルフィールド名礁石鯛540H
 先調子の剛竿です。管理人が最初に購入した石鯛竿です。元竿から中部にかけキンキンに張りがあり、底取りはし易い反面、根掛かりをあおると背筋がビキビキと筋肉が悲鳴を上げてしまいます。パワーと瞬発力のある人にとっては大変遠投向きだと思います。体力のない方にはお勧めできません。ゴールドサーメットガイドは高級感があります。

・ダイコーフルフィールド名礁振り出し石鯛540H
 同じ540Hですが並継ぎ竿とはまったく調子が異なります。穂先から2番ぐらいにかけては柔らかいのですが胴の部分はしっかりしているので遠投時に強く振り切れます。胴の太さ(25.5mm)はありますが振り出しですのでこれくらい肉厚にしておいたほうが強度面での心配もないと思います。ゴールドサーメットガイドは高級感があります。

・ダイコープレシオ石鯛540H
 この竿も先調子の硬い竿です。当時のダイコーの最高級品竿だったので管理人も気に入って購入しました。しかし、体力のない管理人にとっては硬すぎて扱いづらく段段使用頻度が少なくなっていきました。いまでは深場の置き竿足元釣りに使っています。この竿の石突きは置き竿用にしては小型なので名礁の石突きに交換しています。パワーと瞬発力のある人にとっては大変遠投向きだと思います。体力のない方にはお勧めできません。ゴールドサーメットガイドは高級感があります。 

・ダイコープレシオ石鯛540HH
 これも先調子の剛竿です。540Hよりもさらに硬く、知人が持っていたので何度が使わせてもらったのですが。仕掛けを投げるとき棒を持っているような感覚でした。硬いので底取りは容易ですが根掛かりをあおると直接背骨に衝撃が走ります。パワーと瞬発力のある人にとっては大変遠投向きだと思います。体力のない方にはお勧めできません。城ヶ島で剛竿が流行った時代にはこの竿とNFTのボロン翔が人気でした。ゴールドサーメットガイドは高級感があります。 

・ダイコープレシオ振り出し石鯛540H
 とにかく軽い(595g)竿です。予備の竿としては理想的だと思います。穂先にはガイドの回転防止用の滑り止め処理が施してあります。実際には分かりませんがあまりにも軽いため強度面での不安があります。ゴールドサーメットガイドは高級感があります。

・ダイコー別跳振り出し石鯛520
 紀伊半島限定モデル。4本継ぎの振り出し竿で名礁の並継ぎ竿並に先調子で硬い竿です。管理人が使用した振り出し竿では一番硬いと思います。4本継ぎの穂先部分全部が白穂先となっています。その穂先全てにガイド合わせラインがないのが残念です。

ダイコー(DAIKO) プロフィールド 石鯛 スペシャル 540H
 細身(元径24mm)軽量(655g)で胴に張りがあるので重めの錘を力一杯振り切るには適した竿です。ての小さい管理人にとっては細身のこの竿が握り易く遠投時も思いっきり振り切れるので愛用しています。ローライダー仕様のこの細身の竿が竿掛けに置かれている姿は格好いいです。尻手リングを石突き近くの上部に付けてあるので尻手ロープのハーケンを竿の左右どちらに打ち込んだときでも尻手環につけ易く便利です。

ダイコー(DAIKO) プロフィールド 石鯛 スペシャル 540MH
 540Hと同様の特徴を持ち、540Hよりも若干柔らかめです。MHだからといって重い錘が投げられないわけではありません。40号、50号もブン投げられます。

ダイコー(DAIKO) プロフィールド 石鯛 スペシャル 525H
 540Hと同様の特徴を持ちますが、長さが15cm短いのでシャープに振り切るタイプの遠投にはうってつけだと思います。パワーのない方は短めの竿で振り切った方がかえって遠投できます。短い分軽量(630g)にもなっています。

ダイコー(DAIKO) フルフィールド石鯛 伝承 540HH FPS/W
 名礁の後継機種ですが名礁よりはかなり柔らかめにできています。ダブルH品でも名礁のH品より扱い易いと思います。しかし、あくまで”ダブルH”ですので体力に自信のある方向けだと思います。

・ダイコー(DAIKO) フルフィールド石鯛 伝承 540H FPS/W 
 名礁の後継機モデルです。スペックは似ていますが、名礁よりも若干満月調子気味に作られていて柔らかくしてあります。一般的にはこちらの竿の方が扱い易いと思います。
名礁ではリールシート側にあった尻手環が石突きよりになったのがうれしいです。ローライダーガイドが採用されています。

ダイコー(DAIKO) フルフィールド石鯛 伝承 540MH FPS/W 
 540Hよりもやや柔らかめに作ってあります。体力のない人にとっては帰って柔らかい竿が遠投できる場合があります。

ダイコー(DAIKO) フルフィールド石鯛 伝承 520H FPS/W 
 短め目の竿をシャープに振り切る人向きです。コントロールもつけ易いです。

ダイコー(DAIKO) FULL FIELD 振出石鯛 伝承 580MH 5.8m
 長尺ロッドとしてダイコーが初代フルフィールドの世代から唯一ラインナップしているロッドです。房総半島の遠投釣りでよく使われています。パワーのある人が長さを利用して仕掛けを遠くに運ぶ投げ方に適しています。仕舞い寸法は振り出しとしては長い(140.6cm)ですが重量は(660g)しかありません。足元にハエ根が広がるポイントでも有利です。

ダイコー(DAIKO) FULL FIELD 振出石鯛 伝承 540H 5.4m
 重量は(635g)です。名礁の振り出し石鯛竿と似た調子を持っています。予備竿として最適です。

ダイコー(DAIKO) FULL FIELD 振出石鯛 伝承 520MH 5.2m 
 この竿もとても軽い(540g)です。名礁の振り出し石鯛竿と似た調子を持っています。予備竿として最適です。

ダイコー(DAIKO) FULL FIELD 石鯛 波伝 540H 5.4m
 廉価版の石鯛竿ですので入門者向けです。

ダイコー(DAIKO) FULL FIELD 石鯛 波伝 520H 5.2m
 廉価版の石鯛竿ですので入門者向けです。

ダイコー(DAIKO) FULL FIELD 振出石鯛 波伝 540H 5.4m
 この竿も軽い(625g)です。廉価版の石鯛竿としてのラインナップですが十分な性能を持っています。予備竿として最適です。

ダイコー(DAIKO) FULL FIELD 振出石鯛 波伝 520H 5.2m
 この竿もとても軽い(580g)です。廉価版の石鯛竿としてのラインナップですが十分な性能を持っています。予備竿として最適です。

ダイコー(DAIKO) フルフィルド 石鯛V2 スペシャル 540H 
 やや太め(元径26mm)ですので太い竿が握り易いという方にとっては使いやすい竿だと思います。太い割には調子は柔らか目です。


ダイコー(DAIKO) フルフィルド 振出石鯛V2 スペシャル 530H
 この竿もとても軽い(590g)です。フィールドイン振り出し石鯛と似た調子を持っています。やはり軽い竿のため強度に不安があります。釣友が根掛かりをあおって折ったことがあります。予備の竿としては最適だと思います。価格もお手軽です。

ダイコー(DAIKO) フルフィルド 振出石鯛V2 スペシャル 530MH 
 この竿もとても軽い(570g)です。フィールドイン振り出し石鯛と似た調子を持っています。軽い竿のため強度に不安があります。予備の竿としては最適だと思います。価格もお手軽です。

ダイコー(DAIKO) PRO FIELD 石鯛 Super Royal 540遠投スペシャル 5.4m
 ダイコー最新の最高級石鯛竿です。遠投という名前を付けてあるこの竿で遠投するのは快感でしょう。重量が755gと重いのですがバランサーが石付き部に入っているためかえって持ち重りはしません。太め(元径25.2mm)なのが気になります。

ダイコー(DAIKO) PRO FIELD 石鯛 Super Royal 540MH 5.4m
 一般的な方用の遠投ロッドとして使えると思います。重量も655gと並継ぎ竿としては軽いほうで太さも(元径23.6mm)と細いので扱い易いと思います。