危険物取扱者
乙種第4類
50歳も半ばを過ぎますと定年後の収入が気になります。
現在の仕事はつぶしのきくような仕事ではないので業務経験歴が有効でないとすると、定年までの間できることといえばなるべくつぶしのきく資格を取っておくことだと思いました。色々調べてみたところ高齢者でも勤められそうなビルメンテナンスの仕事にビルメン4点セットと呼ばれているものがあり、それらは電気工事士、ボイラー技師、冷凍機械責任者、危険物取扱者の資格だと分かりました。
この中で電気工事士は既に取得済みなのでまず初めに危険物取扱者を手始めに取っていこうかと思いました。危険物取扱者乙種4類 偏差値48、合格率約34%です。
2022年1月に消防試験研究センターのサイトで申し込み(\4,600)ました。
最初は、次のテキストだけで十分だろうと思って購入しました。
<10日で受かる!>と書いてありますが覚えなければならないことが多くよほど記憶力が良くなおかつじっくり集中して勉強できる時間が取れる人でないと10日でこなすのは厳しいと思います。また一夜漬けのような勉強では何にも身に付かず、この資格が必要な仕事に就いたとき思い出せないのではないかと思います。1,2ヶ月程余裕を持って勉強を始めたほうがいいかと思います。一通り目を通して模擬テストを行ってみたところ、確かにこの本に書いてあることを完璧に覚えておけば合格ラインの60%は得点できるだろうとは思いましたが、学んだ知識を着実に身に着けるために次のテキストと理解力を確認できる問題集を1つづつ入手して勉強しました。
この資格はインターネットで申し込んだ人に対しては受験票が郵送されず、試験の一週間前ぐらいに受験生それぞれへ受験票のフォームが添付されたメールが届くシステムとなっています。それを印刷して指定の写真(縦45mm×横35mm)を貼り受験に臨まなければなりません。
2月28日に受験票がダウンロードできる通知メールが来ましたのでダウンロードしてみました。3月13日が試験日なので以外に早く2週間前に来ました。
私は自宅にプリンタを持っていないので、このファイルをコンビニのネットプリントサービスに登録して印刷しました。用紙のサイズは指定されていなかったので試しにA4で印刷してみましたがぴったりだったようです。
送られてきた受験票には受験会場は横浜市立大学金沢八景キャンパスとなっており、思わず「よっしゃー!」と言ってしまいました。今まで資格試験会場に行くには電車を乗り継ぎ、数キロ歩いたり、バスを使ったりと苦労しましたが、今回は京急一本で最寄駅から歩いて数分と最高の条件です。
近所のコンビに外にある証明写真機でとった写真を貼って切り取り折り曲げて貼り付けて受験票のできあがりです。
本日受験しました。試験開始が9時30分、AM9時に会場に集合と受験票に書いてあったので8時半前には着いたのですが、会場は開いておらず。受験者は皆外で待機していました。
老若男女色々な受験生がいましたが、いままで受けてきた資格試験で一番女性の割合が多いと感じました。それでも男性が大部分なのは変わりありませんが。
八時半を過ぎた頃、案内の係りの人が一列に並ぶよう指示してきたのですが最初、何処が先頭かも分からず乱雑しており、その内できてきた列も案内係りによって幾重にも折り曲げられ密になっていました。
8時40分頃から入場が始まり、ようやく列が動き始め、私の受験会場は3Fだったので外階段で上っていき部屋を探しました。
割と狭い教室で机の前後の間隔もせまく窮屈な感じがしました。試験は合格点に達するには問題ないとタカをくくっていたのですがその状態で油断していると不合格になってしまいそうな内容でした。
アクリル酸の特徴を問う問題やエタノールの構造式を示してこの危険物の名前を問う問題、硫酸銅水溶液を電気分解して発生、もしくは析出する物質は何かとかいう問題もありました。
いままで国家試験を幾つか受験してきてEメールで受験票が送られてきたのも始めてだったのですが危険物取扱者の試験では問題冊子を持ち帰ることが許されませんでした。ですので自己採点が正確にはできません。まあ受かっているとは思いますが。
4月1日合格通知が届いていました。
資格試験の合格通知には珍しく各科目の得点率が示されていました。毎回満点を目標に受験していますので問題冊子を持って帰れなかったので自己採点はできませんでしたが一問は間違っているのは分かっていたのですが全体で4問も間違っていたのにはがっかりでした。
次に免許の申請です。合格通知に書いてある説明を読んでみると手数料として神奈川県収入証紙を2,900円分貼るように書いてあります。収入印紙ではなく収入証紙?どこで手に入れるんだろう?ネットで調べてみると交通安全協会などとなっています。県内に販売しているところは結構あるのですが全て平日の昼間しか開いていません。いまどき郵便振替すらやっていない勤労者に不便な時代遅れのいかにもなお役所仕事です。なんとか収入証紙とやらを手に入れて合格通知はがきの所定欄に貼り付けて返信用封筒と共に消防試験研究センターへ郵送してあとは免許が届くのを待つだけです。
合格通知書は送り返してしまうので戻って来ません。記念に取っておきたい方はコピーしておくことをお勧めします。
4月23日に免許が届きました。