2004年11月27〜29
 八丈島の軍艦防波堤で大型の口白が上がった情報を耳にし、2泊3日のスケジュールで釣行した。

1日目 藍ヶ江港
 
羽田空港から飛行機で約50分程で八丈空港に着いた。空港には宿(あさぎく)の人が迎えに来ていて私達を車で宿まで運んでくれた。あさぎくで昼食をとった後、宿が準備してくれたレンタカーを借りて餌(シラガウニ)を受け取り釣行に向かった。当初行ってみたかったポイントはどこも10m以上の強風で釣りにならない。島の反対側の藍ヶ江港に行って冷やかし程度に竿を出したが釣れる雰囲気もなく撤収。

八丈富士                          八丈小島

2日目 フエナ崎
 
宿の人に風裏のポイントはないか聞いて、フエナ崎に行ってみた。風裏ではなかったが追い風ポイントだったのでなんとか釣りになると思い竿を出すことにした。
 最初、足元付近を探って色々試したが水深が浅くなんの面白みもなかったので遠投することにした。遠投すると潮が早いせいか分からないがなかなか錘が沈み切らない。投げてから3、4十秒かかってからようやく仕掛けが落ち着いた。しばらく打ち返していると、餌取りのような当たりのあと竿が入った。巻き上げてみると深緑色の魚が掛かっていた。沖縄で釣ったことのあるカンムリベラであった。その後も打ち返していると細かい前当たりのあとまた竿が入った。仕掛けを巻き上げてくると結構な引きである。「これは本命だ」と思い慎重に巻いてくるとイシガキが掛かってきた。その後も小型のイシガキを釣ってこの日は終了した。


カンムリベラ49cm、1.8kg            イシガキダイ43cm、1.7kg、37cm、1.0kg

3日目 千畳敷→軍艦防波堤

 朝一で千畳敷に行って竿を出してみたがあまり水深がなく強風で釣り辛い。仲間が小型のイシガキを一匹釣ったがその後さっぱりだったので早めに見切りをつけて軍艦防波堤に移動した。低いところはウネリが上がってきたら危険なので高場で竿を出した。海面から10mほどある高場である。防波堤の先端側は先客が数名竿を出していたので真中付近で竿を出した。風は背中から吹いてくるが油断していると海に落とされそうな強風である。餌取りの当たりはあるのだが竿が入っていくような当たりは全くない。目の前ではウミガメが浮いたり沈んだりしている。仲間がブダイを一匹釣っただけで飛行機の出発の時間が近づいてきたので撤収。せっかくいい釣り場に初めて訪れたのに、強風に吹かれた散々な釣行であった。