2020年 ハトポッポハンター今期5、6枚目の釣果。

 雨模様の天候でカッパを着て磯に向かった。晴れていると薄明るくなっているはずの時間だが真っ暗で雨というのに磯には5,6人の釣り人がいた。

 誰もいないほうの磯に入り支度を始めた。支度しながら明るくなるのを待ったが一向に明るくならず、我慢できなくてAM4:30、右側の以前釣れた方向に適当に一本目の竿の仕掛けを投入したが着水点は見えなかった。10分後にこれまた着水点は暗くて確認できず二本目の竿の仕掛けを投入した。

 AM5:00前、傘をさして雨の中、一本目の竿先を見ていると風が出てきたのかフワフワと揺れだしたかと思うとゆっくりと海に向かって突っ込んでいった。

 慌てて竿に駆け寄ったが、竿の反発に負けて戻ることなく更に突っ込んでいき一直線になった。「でかそうだ!」と思い、竿を掴んであおったが浮いてこない。「張り付かれたか」と思ったが、かなり重いながらも、ジワーっと竿がゆっくり起きて来るのが分かったので張り付かれたんではなくいいサイズなんだと感じた。

 何度かの締め込みに耐えながら浮かしてくると足元にいいサイズの銀ワサが見えた。足場が高く抜き上げ切れなさそうだったので、右の波打ち際に誘導して引きずり上げた。

 磯に上げてみてみると暫らく釣っていないサイズだったので計測してみると厳しく測っても58cmある。重量も期待したが痩せて厚みもなく3.1kgしかなかった。

一枚目の銀ワサ 58cm、3.1kg


 身動きも取れないくらいの土砂降りに遭いながら、暫らく何度か仕掛けを打ち返した後、先ほど釣った魚の重量があまりにも軽くて信じられずもう一度計測に魚を活かしているところに行った。

 AM7:00頃、やっぱり何度測っても3.1kgしかなく、「こんなもんか。かなり痩せているな」と重いながら竿を出している場所に戻りながら竿を見るといきなり突っ込んで行った。

 慌てて竿に駆け寄り竿をあおったら先ほどより重量感はないがいい引きをする。足元まで引き寄せ浮かせるとこれもまた銀ワサだ。

 これは抜けるだろうと体制を整え、糸を瀬ズレ近くまで巻き取り、抜き上げた。これもまた痩せており、乗っ込みは終わったんだなと実感した。

二枚目の銀ワサ 47cm、1.9kg


 AM7:00頃にまた竿先がもぞもぞし出した。見ていると突っ張って軽く入った。竿に駆け寄ると戻ってしまったが様子を見ているとまだツンツンとしている。「まだ食っているぞ!」と見ているとまた軽く入ったがまた戻ってしまった。「うつぼか?」と思いながら見ているとまだもぞもぞしている。待っていると三度目に一番入った。見ていても戻らないので竿を掴んであおったがすっぽ抜けてしまった。仕掛けはキンクしておらず素針になっていた。「なんだったんだろう???」。その後は当たりがなくなった。