2019年 ハトポッポハンター今期9枚目の釣果。

 天気予報は雨、気温12度、北風10m、波2.5mと最悪のコンディション。釣りに行くかどうか迷ったが、連れが行くようなので行くことにした。

 北風に向かってやるか波に向かってやるか迷ったが流石に北風10mは無理そうなので表磯に行くことにした。

 いつもは釣り人でウジャウジャしている釣り場に行ってみると先行者は一人しかいない。離れたところで貸しきり状態で準備を始めたが時々北風が突風のように吹き海に落とされそうになる状況で油断なら無い。

 夜明けが遅いのと雨のため、AM6時を過ぎても薄暗く仕掛けを入れても着水点も良く分からなかった。

 左に投入した竿がブルんと2回ほど揺れたような気がしたが波や風のせいだろうと思いながら見ていると、「グイグイ」っと突っ込み始めた。

 慌てて駆け寄り、竿を掴んであおるとかなりの重量感。水深があるせいか鋭い引きは感じられないが張り付かれたかと思われるくらいリールが巻けなくなるくらいの引きらしき重みが時々ある。

 そうこうやり取りしながら引寄せてくると足元にハエ根があるのか3回ほど引っ掛かってしまうがいずれも少し緩めて待っていると竿先が起きて来た。

 薄暗いながら足元の波間にイシダイがはじけるのが見えた。いい型だ!釣り座が高いので「さあこれからが勝負だぞ」と気を引き締めた。

 足場のしっかりした磯際に移動して瀬ズレのサルカンが穂先のガイドに当たりそうになるまで竿を真下に下ろし糸を巻き取り、針掛かりを信じて一気に一番低い棚状の磯に抜き上げた。(思ったより持ち上がらなくてあせった)

 竿を持ったまま下の磯に降りていき、逃げられないよう安全な場所まで魚を移動させ、一度元の場所まで戻って竿を置きストリンガーとハンマーと網を取って再度下の磯に降りていった。

 ストリンガーをエラに通してからハンマーで仕掛けの道糸を磯に叩きつけて切断して魚体を網に入れ上の磯に引き上げた。

 53cm、3.2kg