2019年 ハトポッポハンター今期2、3枚目の釣果。

 朝5時頃、釣り場に着いて右に一本、左に一本投げ入れた。

 左に投げた竿が突っ張っていくので見ていると左向きの早い潮が流れているようで仕掛けがどんどん左に流されていく。一度仕掛けを上げてみると餌は全くかじられていなかった。

 こういうときはもっと左側のポイントに投げてみるといいかもと打ち返して竿を見ていると急に突っ込んでいった。慌ててタモを掴み、駆け寄り竿を立て巻き始めると心地よい重量感と引き。
 
 前にハエ根があるので主導権をとられて張り付かれないようにガンガン巻いてハエ根の隙間から通してくると本命の石鯛であった。

 初めてタモ網で掬ってみようと試してみるが右手で竿を持って左手でタモを操作してとすったもんだしてなかなか入らない。「抜き上げたほうが早い」と思ったが、何とか掬って磯に上げた。

 仕掛けが網に絡み、魚も背ビレを立てて網に絡んでなかなか解けない。ペンチを取り出し錘を切って仕掛けを網から外し魚の口に掛かった針を外そうと、ふと右の竿を見ると突っ込んでいるではないか。

 「マジかよ!今は勘弁してくれよ」と思いながら磯に上げた魚を放って置いて右の竿に掛けようって竿をあおってみるが既に張り付いているようで根掛かりして動かない。

 仕方ないので一度糸を緩めピトンに竿を戻し、磯に上げた魚のところに戻り針を外して網に絡んだ魚を外し終えて、右の竿を見るとピトンに戻したときよりも突っ張っている。

 「出たか!」と思い、竿に駆け寄ってあおると竿先がじんわりと起きて来たのでリールをガンガン巻いて引寄せた。足元のハエ根を波で乗り越えて寄せて磯に引きずり上げた。

 二枚の魚をストリンガーに繋いで水溜りに入れると汗びっしょりかいてへとへとになっていた。

一枚目、44cm、1.5kg


2枚目、43cm、1.5kg


二枚とも竿の強烈な突っ込みといい、太っていたのでもっと重量があると思ったが以外に軽かった。それと、石鯛釣りでのタモ入れは一人でやるもんじゃないと思った。かえってバラス原因になる。