2018年 ハトポッポハンター今期22枚目の釣果。

 城ヶ島へ車を走らせている間は雨が降っていたが駐車場に付く頃には止んでいた。北風が吹いていたが気になるほど強いものではない。まだ真っ暗なうちに磯に行ってみると釣り場には誰もいなくて予想外に海がうねっていた。

 目的の釣り場に行ってみると、いつも竿を出す場所は時々波が這い上がってくる。おまけにどす黒い海面を目を凝らしてよく観察してみると、所々に浮きや旗が見える。エビ網が何枚も入っているようである。
 
 「場所を代えようか?」何度も悩んだがせっかく入れた場所なのでここでやっていこうと決めた。波が被らない場所を見計らって、数メートルも下がった場所にピトンを打ち、準備を始めた。

 エビ網の浮きの近くを避けて仕掛けを打ち返し続けたがうねっているにも関わらずあまり根掛かりはない。しかし、餌取りもほとんどなかった。

 餌は残ってくるが、30分毎にポイントをずらして打ち返しているとAM7:50頃、うねりで入っては戻ってを繰り返していた竿が入ったまま戻らなくなった。良く見ると竿がさらにぐいぐいと突っ込んでいる。

 慌てて竿を掴んであおりリールを巻き始めた。瀬を越えるまでは安心できないのでガンガンリールを巻いて引寄せたが何か付いているようだがかなり軽かった。

 「また小型か?」と思いながら足元に引寄せてくると、なめている心の内を見透かされたのか足元で沖に張り出しているハエ根にもぐりこまれた。

 少し糸を張って待っていたが動く気配がない。少し強引にあおってみると引きずり出すことができた。水面に浮かせて小型なのを確認して一気にブリ上げた。

40cm、1.2kg