2018年 ハトポッポハンター今期14枚目の釣果。

 目覚ましをセットしたおいたAM3時前、土砂降りと雷の音で目が覚めた。「あちゃー!なんてこった。」全く持って釣りに行く気をそがれるような酷い天気である。

 暫らく布団の中でどうしようか考えていた。通常なら諦めて二度寝してしまっていたかもしれないが今日は珍しく前日に手に入れたオニヤドカリを20匹もブクブクで活かしておいてあった。

 このまま翌週まで活かしておくのは不可能だし、かといってリリースする場所もない。雨が弱くなるのを期待して少し時間を置いてから行くことにした。

 30分ほど様子を見て家を出るときは雨も殆ど上がっていたのだが、車を運転していると時々、土砂降りに遭遇して雷がビカビカ光るのも見えた。不安だらけの中、城ヶ島にたどり着くと天気が悪く朝早くにも関わらず以外にも観光客があちこち歩き回っていた。

 この時間帯は潮がめちゃくちゃ高くうねりもまだ収まっていないみたいなので入れる磯は限られている。何処の磯に入ろうか考えた挙句、だめ元で長津呂に行ってみることにした。

 磯に行ってみると結構レジャー客がいっぱいいて、ヒナダンや四畳半には釣り人の姿も見えたので高へ向かった。

 高の下には上物師は入っていなかった。一方、猪子裏の離れはうねりで波を被って釣りができる状態ではなかったので高で釣りをすることにした。

 2本の竿をセットし終えて、少し離れたところで仲間に入った場所を連絡するためメールを作成しながらふと竿を見ると右側の竿が1m程下にお辞儀している。「何か食っているぞ!」と思いながら竿にかけ寄る途中グーっと入って行った。

 竿をつかみリールを巻き始めると、小気味よい引きをするが小さいのか軽くスーッと上がってくることもある。足元で下に突っ込んで粘りよい引きを楽しませてくれた。

 引き具合は石鯛だっと思ったのだが海面に浮いたとき黒く見えたので「何の魚だ?」と一瞬思った。良く見ると縞のないオスの石鯛だと分かって道糸を巻き取りうねりに乗せて一気に抜き上げた。

41cm、1.2kg