2015年 ハトポッポハンター今期3枚目の釣果。
天気予報が外れて小雨が時々降ったり、南西風が強かった。逆風の中、表磯に竿を出したが道糸が根に食われないように張り気味にしていたので穂先はかなり突っ張らしていた。
投入から10分後くらいにふと竿を見ると張っていた竿先がさらに張っている気がした。竿の近くに行き真後ろから見てみると明らかに最初の時よりも突っ張っていた。近くに座っていた仲間に「入っているかもよ!」と伝えたが私が竿をツッパリ気味に設定していたので竿が入っているかどうかその方は懐疑的であった。
暫らく竿先を見ていると、波や風のリズムとは違い時々「クンクン」という動きが見られた。「これは何か付いているな」と確信して、仲間に「入っているよ!」と言って竿を掴んであおったが根掛かりしているようで糸ふけがとれただけでそれ以上巻き取れなかった。何度か竿をあおってみるが外れる気配はなかった。一度、竿をピトンに預け、糸を張りなおして様子を見ることにした。
仲間は半信半疑で「入っていたの?」「何か掛かっているの?」と聞いてきたので「根に張り付いているみたいだ」と伝えた。
暫らく少し離れたところで様子を見たが、竿に変化は感じられない。小雨や南西風にさらされていて少し寒かったので、時間を置いて仕切り直すために合羽を着ていると、仲間が「私の竿の道糸がハエ根に食われそうだ。」と教えてくれた。
ある程度道糸は張っていたつもりなのにおかしいなと思いながら竿に近寄ると確かに糸が緩んで根に食われそうになっている。「もしかして出たか?」と思いながら竿を持ってリールを巻くとかなりの糸ふけが巻き取れ、そして何か付いているような重量感と共に道糸が巻き取れる。
「出たよ!」と仲間に告げリールを巻き続けると途中何度か締め込みながら左の根に走るような動きも感じられる。
仲間が「何が掛かっているの?石鯛?」と尋ねるので、「たぶん石鯛だと思う」と伝えながらハエ根のところまで巻いてくると縞々の魚体が海面に飛び出した。
左のワンドに誘導して、波に乗せて引き上げてGET!長さもまあまあで腹も結構厚かったので2.5キロくらいあるかなと思ったが予想に反して軽かった。
49cm、2.3kg