管理人今期8枚目の釣果。

44cm、1.8kg

 今日も一昨日と同様に心地よい程度の南西風が吹いていた。波は一昨日よりもなく潮も8時過ぎに向かって下がっていく。やはり一昨日同様空は晴れ渡っており、今日も朝焼けが綺麗であった。「暑くなりそうだな」と思った。柳の下のドジョウ狙いで一昨日のイメージを描いて同じ磯に入った。


攻めたいポイントが多数あり、色々投げ分けてみた。


日が昇る前は涼しくて心地よい。島の山の方ではニイニイゼミが鳴いていた。


 朝早いうちは餌取りがあり、そこそこ餌が消耗されたが、日が高くなってくると餌取りが少なくなり、サザエの白身だけを付けても残ってくるようになった。一昨日当たりがあったポイントにも投げ続けるが今日は当たりが全くない。
 時々睡魔が襲ってきて久しぶりに睡眠釣法も試してみるが、そのうち7時を過ぎて日も高くなり、潮も低くなっていって釣れる気がしなくなった。
 8時を過ぎると漁師の船が出てくるのでそれまでに撤収しようと準備をしながら時々竿を見ていると左に出している竿の先がバタバタ動いた。
 見ていると「ツンツン」と餌取りのような当たりをしたり、「ぐい」っと少し入って止まったり、「フッ」と戻ったりする。「何だろう?ウツボの当たりではなさそうだな?」と思いながら見ていると何度かお辞儀をしたり、止まったりしたあとに「グイーッ」と入っていった。
 入ったタイミングを見計らって竿を掴みあおった。リールを巻くとそこそこの重量感と左に走る感覚があった。「本命かも!」と思いながらリールを巻いていると20m程沖で黒っぽい魚が一瞬浮いた。「サメか?」と思いながら巻き続けて足元に寄せると小型の石鯛が浮いてきた。
 足元の磯際に魚を引き上げ、磯を降りてワイヤーを掴み取り込んだ。釣り上げるまでは簡単に上がってきたのでかなり小さいと思って「1.5kgはあってくれよと」思っていたが予想より大きかった。44cm、1.8kgのメス石鯛であった。まだ抱卵していたがそれほど腹は出ていなかった。胃袋にはめぼしいものは入っていなかった。