管理人今期7枚目の釣果。
49cm、2.2kg
今日は南西風が吹いていたが波はなく潮も低かった。暗い内に磯にはいったが空は満天の星空で時々流れ星が走っていた。明るくなってくると朝焼けが綺麗だった。今日は暑くなりそうだ!
AM4:45、道具の準備をしていると視界の脇に、朝一投目横に向けていた竿がピトンごとクルッと回るのが見えた。慌てて竿に駆け寄ると穂先が少し曲がって道糸が突っ張ったままになっている。
「風でピトンが回されたのか?でもそうすると道糸は緩んでいるはずだが?」と考えながら竿を見ていると、ツンッという動きの後、グイッと入った。
竿を掴んで大きくあおり、リールを巻き始めたが糸ふけや伸びが取れたところで根掛りで巻けなくなってしまった。
「張り付かれたか?」暫く竿を持って様子を見るが魚信は感じられない。しかたないので竿掛けに一旦竿を置いて様子を見ることにした。
その間に他の竿の仕掛けを投げ入れたりしたが何の変化も感じられない。20分程経っても魚信も感じられないので道糸を掴み引っ張ってみると「プツッ」と何か切れるような感触があった。仕掛けを回収してみると錘が切れて3個つけてあったサザエの切り身が一個しか付いていない。どうやら魚は餌を咥えて走ってすっぽ抜けて錘が引っかかったようである。気持ちを切り換えて同じようなところに仕掛けを投げ入れた。
AM5:20、先ほどすっぽぬかした横に向けていた竿の穂先がゆっくりと左に曲がっていくのが見えた。竿に近づくと50cm程曲がったところで止まってしまった。「あやしい...」、道糸は張ったままである。暫く待つが動きは感じられない。そーっと尻手ロープを外して持ち竿にして穂先のテンションを緩めて待ってみた。
持ち竿にしたまま待っていると知人から電話が入った。「誰だよ?こんな緊張でテンパっているときに?タイミング悪いな」と思いながらも竿を持ちながら電話に出て話をしていると、魚が走ったのか竿が左に引っ張られる。
片手で送り込みながら、「今当たっているから」と慌てて電話を切り、急いで両手で竿を持って大きく合わせた。
今度はリールが巻けて魚を引き寄せることができた。近くで竿を出している知人がビデオを持っていたので「撮って撮って」とジェスチャーをしながら魚を寄せた。
白黒の縞々のコントラストが鮮やかな、49cm、2.2kgの細い魚体だった。もう産卵を終えてしまったのだろうか?身軽になったせいか最後まで暴れまくり、良く引いた。