管理人久しぶりの釣果。ようやくまともなサイズが釣れました。
朝飯を食べながら出してある2本の竿を見ていると、左に向けていた竿の穂先が「ちょんっ」と叩かれる様に動くのが見えた。「波か?」とその竿をじっくり見ているとグイーっと入っていった。慌てて食べかけの食事を置き竿に駆け寄った。しかし、ピトンが回ってしまい竿は戻った感じになってしまった。
尻手ロープを外して見ているとまたグイーっと入っていった。竿をあおりリールを巻き始めると心地よい重量感。しかし、直ぐに何かに引っかかったように動かなくなってしまった。ここは海草がきついので引っかかってしまったようだ。
少しテンションを緩めてしばらく待っていると「つんつん」と魚信が感じられる。走り出すのを待っていると直ぐに竿を引っぱっていくような動き。竿を立ててみると竿が起きてきたので海草からは外れた感じだった。
リールを巻き始めると重みは感じられるが時々やけに軽くなる。「サメか?」「石鯛であってくれ!」と願いながら巻いていると、20mほど手前まで寄せてきたとき左に重々しく走りだした。「これは石鯛だろう」と希望的観測で足元まで寄せてくると縞々の魚が見えた。「やった!石鯛だ!」まずは一安心。
しかし、魚が見えてからがてこずった。足元に見えはするものの、何度も底に突っ込みなかなか水面まで浮かせられない。何度か引きをいなして水面まで浮かせ空気を吸わせてもやけにあがく魚で何度も潜っては突っ走りを繰り返し、取り込み場所まで寄せるのにも一苦労であった。なんとか取り込み場所まで寄せて、高い潮を波を利用して磯の上に這いずり上げた。
メスのようだがもうお腹は凹んでいて卵は入っていそうもなかった。しかし顔は迫力があった。
53cm、2.8kg