管理人今期2枚目の釣果。
51cm、2.5kg
朝暗いうちに磯に着いたら誰もいなかった。しかし、直ぐに釣り人がポツポツやってきた。思っていたよりうねりがあり、無風状態なのはいい条件だったが蚊やブヨがわんさかいた。
薄明るくなってきてから過去に自分が釣ったポイントや仲間が釣ったポイントへ色々投げ込んだが石鯛の当たりはなく、時間だけ過ぎていった。
最初、右の竿を近場に投げていたが当たりがないので飽きてしまい70mほど遠投した。陽が出てきて暑かったので日陰に隠れて休みながらふと右に投げていた竿を見ると、横向きにしていた竿が回転して一直線になって突っ張っていこうとしているではないか!
あわてて竿に駆け寄り、尻手ロープを外して竿を掴んであおった。魚信が感じられ、なかなかの重量感。リールを巻くとしばらくは小気味よい引きと重量感がしていたが手前の根に掛かったのかカジメに引っかかったのか巻けなくなってしまった。
何度か竿をあおると竿先が起きてきたので再度リールを巻き始めたがかなり軽くなってしまった。「バレタか?」と一瞬思ったが軽いながらも何か付いている感触があった。そのまま巻き続けるとまた重みが増してきた。
近くに引寄せてきても底の方に突っ込んで横走りし、なかなか顔を出さない。「石鯛に違いない」と確信しさらにリールを巻き続けると足元で白黒の縞々の魚が浮いた。メスの石鯛であった。
魚は浮いたものの、うねりに翻弄されて右に左に引っ張られてなかなか左の取り込み場所に誘導できなかった。なんとか左に投げている竿の下を通し、左のワンドに誘導して磯に引き上げた。元気なメスの石鯛だった。
捌くとまだ熟し切っていない卵が入っていた。腸の中には小型のカニの甲羅やヤドカリの殻など砂利っぽいものが沢山入っていたが分別できないものも多数あった。