釣り人は底が知りたい!伊豆下田篇

にっぽん夢紀行 伊豆(下田編)



城ヶ島通算70枚目の釣果!
41cm、1.4kg
 前日の真鶴釣行の餌のあまりで城ヶ島に行った。海はベタナギ風も無風でこの時期にしてはかなり暖かい。
 先月釣ったポイント付近へ仕掛けを投げ入れていたがエサ取りの当たりしかなく時間が過ぎていった。明日もあるし、そろそろ今日の釣りも終わりにしようと荷物を整理しながら時々ちらちら竿を見ていると一回だけ竿先が「チョン!」と動いた。しばらく見ていたがそれ以降動かないのでまた荷物整理に戻った。
 少ししてから先ほどの竿を見ると。潮の流れによるツッパリやウツボの食いつきとは明らかに違う感じで竿先が思いっきり突っ込んでいた。「オー!ついに食ってくれた!」。竿を持ち、ゆっくり立てて行くと何か付いている重量感があり、竿先がゆっくり起きてくる。底を切るため急いでリールを巻くが軽い。何か付いているようではあったが、途中何度もバレタのではと思うくらい軽かった。けれども近づいてくると弱いながらも横に走ったり、底に引っ張っていく動きをする。「石鯛であってくれ!」と念じながらリールを巻き続けると足元でシマシマのくすみかけた小型の石鯛が浮いてきた。抜き上げても問題ないとは思ったが針先が確認できない。隣りで様子を見ていた上物師が「タモ網で掬おうか」と合図してくれたのでお言葉に甘えて取り込んでもらった。感謝感謝であります。