釣り人は底が知りたい!伊豆下田篇

にっぽん夢紀行 伊豆(下田編)



5ヶ月ぶりの釣果!
50cm、2.7kg
 翌日の真鶴釣行の餌を買いに行くついでに長津呂へ竿を出しに行った。海に着くと意外とウネリがあり磯の先端部分は濡れていた。

 沖合いにはイセエビ漁の網のブイが浮いていて仕掛けを投げ入れる範囲が限定されていた。ブイを避け、かなり左寄りに仕掛けを60mほど遠投しておいた。AM7:00、もう1つの竿の餌を付け替えて投げ入れようとしたところ、左に出している竿の竿先がお辞儀をしたまま戻ってこないのに気づいた。

 「怪しいな!ウツボでも付いているのかな?持っている竿の仕掛けを投げ入れたら上げてみるか。」と思っていたら「グイッ」と入った。ウツボがここまで曲げるはずはないので慌てて持っていた竿をピトンに置き、入った竿に駆け寄ると竿先が戻ってきた。

 「何だ放したか!」と思ってまた投げようと思っていた竿のところに戻り、手に持つとまたさっきの竿が入った。

 再度持っていた竿をピトンに置き入った竿に駆け寄ると、竿は入ったり戻ったりを繰り返している。「何か掛かっているな!」と思って竿を持ちあおると結構な重量感があった。「よし!何かは分からないけどまあまあのサイズの魚が掛かっているぞ!」と思いながらリールを巻き始めた。

 20mほど巻いたところで何の重量感もなくなり軽くなってしまった。「バレタか?うわー!やっちまった!」とがっかりしながら仕掛けを回収しようとリールを巻いていると、さらに20mほど巻いたところで少し重くなった。「???もしかしてまだ付いている?でも小さそうだな。引きも感じられないし...」と思いながら足元まで寄せてくると水面下にシマシマ模様の魚が見えた。

 「おっイシダイじゃないか!小さいか!でも本命だ!久ぶり!」。水面に現れると急に暴れだした。「この魚、針に掛かっているのに気づいてなかったのか?リール巻いている時はこっちのほうに向かって泳いでいたのかな?」と思いながらも一気に抜き上げた(つもりであったが)。
 
小さいと思って軽く抜こうとすると以外にも重くて慌ててしまった。磯に上げてみるとまあまあの型であった。2kgはあるだろうと思ったが検量の結果は意外にも2.7kgもあった。腹はまったく出ていないが捌いたときかなりの肉厚だったのでこれだけの重量があったのだろう。久ぶりだったのでストリンガーを通すのに苦労した。

久ぶりの獲物


嬉しくてVサイン!


500mlペットボトルとの比較