40cm、1.53kg
 
こいつを釣る前に2回の当たりを取ることができず、知人に凹(ヘコミ)みメールを送ろうとして電波の良い所に移動してメールを作成しているとき右の竿がガブっているのが見えた。慌てて竿の方に駆け寄り、「こんどはすっぽ抜けも張り付きもするなよ!」と祈りながら竿をあおってリールを巻き取りにかかった。最初、引っ掛かっているような感触があったが直ぐに巻き取れるようになった。かなり遠投していてその間には幾つも張り付かれそうな根があるので急いでリールを巻き主導権を取られないように早めに寄せた。
 頭がこちらに向いているときは軽いので小型だなと思ったが以外に引きが強くて締めこんで巻けなくなったり、右に走ったりして寄せるのに苦労した。(いつもなら寄せるのを楽しむことができるのだが今回は2回のバラシの後だけにどうしてもこの一枚は確保しておかなくてはいけないというあせりがあったのだろう)
 足元でシマシマの魚体が見えたので石鯛だと分かり、慎重に磯に引き上げGET!
 やはり小型であったが腹が膨らみ体高があった。腹を裂いてみるとバフンウニを食っており、卵巣はタラコ(大)ほどの大きさがあってパンパンであった。