AM5:20 餌取りのようなツンツンとした当たりが断続的に5分間程続いた。もうそろそろ餌ないかな?と思いつつもしばらく見ているといきなり竿が突っ
込んで思いっきりもみ始めた。「おっ!これだけ走る魚は石鯛に間違いない」と思い竿に駆け寄り、尻手ロープを外す余裕もなく竿を掴みあおった。巻き始める
と軽いが魚が付いている感触がある。少し余裕が出たところで尻手ロープを外し、半分まで巻いてくると魚は左に走り出した。左の根を回りそうになったので慌てて竿を右に倒し魚の走りを強引に止め溜めていると足元によってきた。しかし今度は足元を通り過ぎ右に走り出した。竿をため引きをいなしていると縞々の魚体が浮いてきた。そのまま糸を張って海面に浮かしたままいつも取り込んでいるワンドまで引っ張っていき針がカンヌキに掛かっているのを確認して抜き上げ
た。この時期の魚にしては当たりも引きも強烈だった。