シーズン初釣果でいきなり2枚 大54cm、3.2kg、小42cm、1.5kg

 南西風が強く波もあってかなり釣りづらい。波と風で竿先は思いっきり曲がりっぱなしであった。その状態でも左に出した3投目の竿にAM5:20に時々 突っ込むような動きが見られた。不審に思い竿をあおると根掛かりしている。目一杯あおるとゆっくりと竿が起きてきたが海草が掛かっているようで巻いてく るとキツクなったり緩んだりの繰り返しである。寄せてくると海草の塊が浮いてきた。良く見るとその中に黒く平たい物が見えた。「でかいカジメだな」と思ってさらに寄せてくると。縞々が見えたので石鯛だと分かった。左側のワンドまで寄せていき魚をGET!

 AM6:50今度は右に出した竿にツンツンとした当たりが見られた。しかし待っていてもそれ以上入っていく様子がない。と言ってもその時点で竿はかなりひん曲がっていたのだが...手持ちにして見るが何も変化はない。でもあれは絶対に当たりだったよなと思いつつ、竿をあおってみるがこれもまた根掛かりしている。思い切りあおってみるがじわっと起きてくるだけでかなり重い。必死に巻いてみるが重くてペースが落ちると底に引っかかってしまう。再度竿をあおり底を切るとゆっくりと寄せてくることができた。巻いてくる途中に時々「つんつん」と引きが感じられるので何か掛かってるのが分かる。重量感と締め込みがないことから昨年釣ったカンダイが思い出され、またきたかと思ったが、水面に浮いてくると海草にまみれてイシダイが掛かっているのが見えた。「さっきのよりは大きいな。2キロクラスかな」と思いながら、さあここからが大変である。海草まみれで水面に浮かすだけでもかなり重いのに抜き上げなどできるはずもない。押しては引く波に翻弄されながら、左に寄せ左に投げている竿の下を体ごとくぐってワンドの方へ誘導する。「バレルなよ!」と祈りながら何度かの失敗の後タイドプールまで引き寄せることができ、降りていき瀬ズレをつかんで引き抜いた。もうへとへとで腰はガタガタであった。