初のまともな型の2枚

大 53cm、2.9kg、小 43cm、1.6kg

  南方にある台風の影響か、かなり海は荒れていた。まだ暗い中、安房崎に行ってみると地元の名人が表にピトンだけ打って様子を伺っていた。「裏で竿出してもいいですか?」と了解を得て安房崎裏に竿を出した。明けてきて一投目を投げるがうねりと左流れの速い潮で仕掛けがどんどん左に流されていった。
 それでも竿を見ているとAM5:00頃に右の竿の穂先に「ツン」という当たりがあった後、竿がグイッと入った。慌てて竿に駆け寄り竿を掴みあおって巻き 取りにかかった。魚が付いているのが分かる。リールを巻いていると沖の方からひときわ大きなウネリが来るのが見えた。しかし、魚の掛かっている竿を立ててリールを巻いているので逃げられない。そのとき大きなウネリが足元の磯にぶつかって飛沫を上げた。頭から潮をかぶってびっしょりになりながら必死で竿は放さなかったので魚は無事に取り込むことができた。
 AM7:00に餌を換えるため竿をあおると根掛かりしていた。竿を一直線にして引くとゆっくりと引っ張ってこれる。何か重いのが付いているようであったがカジメか何かだろうと思っていた。うねりでよく分からなかったが手前のハエ根前まで巻いてきたときにに突っ込むような引きがあったので魚だと確信。足元まで寄せると結構大きかった。居食いで二匹目が釣れた。顔がごつかったので見た瞬間3kgあるだろうと思ったが痩せていて3kgに満たなかった。