石鯛釣り8年目にして自己初の3kgクラス 54cm、3.4kg

 南西風が強く海は大時化であった。オネガマなら何とか釣りでき るだろうと思ったがピトンを打って竿の準備をしているところにもの凄い波が襲ってきて恐くなって仲間の居る水ッ垂れに移動した。

 空いている一番右側で竿を出させてもらってしばらく釣りをしていたがさっぱりであった。最初、2本の竿とも遠投していたのだが、餌のヤドカリが大きく遠投し辛かっ たので足元にひょいっと投げておいて。AM6:20頃、足元に投げてあった竿がグイッと入って直ぐに戻った。その後の引き込みが無かったので手持ちにしてみたが生命反応は感じられなかった。しばらく置いたがなんの変化もないのであおるとそのまま餌だけ取られたようで根掛かりしていた。

 しかし、どう考えても今の竿の入りはうねりのせいではない感じだったので同じ場所に投げ入れ続けた。AM7:40、チョンチョンチョンとしたアタリが出た。見ていた釣友が「当たっているよ!」と言ったが小さなあたりが時々あるだけである。「ウツボだね!」と言って竿に寄ろうとするといきなり猛然と竿が海面に突っ込んだ。あわてて竿を立てて巻き取りにかかったが足元のせいかかなり引いた。ハエ根を越えて寄せてくるのに少してこずったが浮いてきたのは 石鯛釣行8年目で初の3kgクラスのイシダイであった。