尻尾なしだ! 35cm、1.3kg

 今日は一度やってみたかったヒナダンに行ってみた。初めてでポイントが分からないので思いっきり投げて引き寄せてきて、引っかかる所に置いておいた。小雨が降って曇っていたが、風がほとんど無くあまり寒くもなく釣りやすかった。2本投げておいたうちの右側の竿の2投目に餌取りにしてはいい当たりがあり、しばらく見ていると一瞬1mぐらい素早く入ったのだがすぐに跳ねるように 戻ってしまった。

 その後も餌取りらしき当たりはあるのだが竿は突っ込んでいかない。何度も同じところに投げ直すのだが、その度に同じように当たるのだがや はり食い込まない。それを繰り返しているうちに今度は左の竿が当たりだした。今度の当たりは重々しいのだがいくら待っても走ってくれない。これはウツボだなと見切って竿を上げると案の定大きめのウツボがかかっていた。

 右の竿には相変わらず当たりがあるのだが全然食い込む気配がない。小型の針にジンガサを付けてイシダイ仕掛けの上に付けて投げてみるのだがヤドカリばかり食って全然何もかからない。退屈なので猪子裏で竿を出している釣友の所に遊びに行った。

 AM9:30、戻って餌を変えようと右の竿をあおると何か重いのが引っかかっている。「ウツボが食ってやがるな!」と思いつつ少しは期待して巻いて近くまで寄せてきたがやはり引きが無い。ガッカリしながら足元まで寄せるともがくような動きがある。「あれっ!ウツボじゃないのかな?」と 思っていると海面近くに縞々の魚が見えた。「おっイシダイではないか」。この場所はずり上げられるようなところは無かったし、小型だったので糸を巻いて抜 き上げた。

 やったついに秋イシダイ(もう冬か?)を釣ったぞと思い、近くに寄ってみるとなんと尾ビレが無いではないか。これでは引かないはずである。網に引っか かったのか他の魚に食われたのかは分からないが最近もぎ取られたのではないらしくシッポの根元部分は白みがかって生気が感じられなかった。尻尾があったら 40cm近くはあっただろうに。引きが強いと言われる秋のイシダイを釣ったのに当たりも引きも楽しめなく、かなりの小型で尻尾なしであったのは残念ではあるが12月では初、長津呂でも 初の城ヶ島4ヶ月ぶりのイシダイであった。ほとんどあきらめていた今年の城ヶ島最低ノルマの4枚目を釣行50回目にして釣ることができてある意味満足。