39cm、1.3kg
今年初かつ水っ垂れ初の釣果。
昨日より大荒れで南西風も強かった。最初潮見に入ったが表からは波が這い上がってくるし後ろからは飛沫がかかってくるわでろくに釣りもできずびしょ濡れになってしまった。大波が来るたびにビクビクしているのもいやだったので6時半頃に潮見から撤退した。
表で釣りができる場所はなく、潮見の根元も一本松さえも釣り人が入っていて釣りする場所がない。水っ垂れの右側に石鯛師が一人いてその人と上物師の間が10mくらい空いていたので断りを入れて水っ垂れでさせてもらうことにした。
餌を使い切るため2本竿を出したかったのだが狭い場所に入れてもらったので遠慮して一本だけ出すことにした。
宮川の風車に向かって50mほど投げて探ってきて、根で止まる所に仕掛けをおくことにした。
一投目は根掛かりだったが2投目を上げると餌がすっかりなくなっていた。そこで同じようなところに再度投げて竿受けに竿を置き腰掛けて竿をみると竿先が
海面に向かってゆっくり曲がっていった。うねりのせいかなと見ていると魚が着いているような感じで突っ込んでいったので合わせを入れると重量感が感じられた。
「何かかかっているぞ」とリールを巻いていると途中で軽くなってしまった。「しまったバレたか!」、2週前にしでかした早合わせが頭によぎった。がっか
りしながらさらに巻いていると重量感が戻ってきて少しだが引きも感じられる。急いで追い合わせを入れ巻き取りにかかると魚は左に走りだした。隣の上物師の仕掛けとからまないように急いで巻き取ると水面近くに縞模様の魚が見えた。「石鯛だ!」。その瞬間やったという気持ちでいっぱいになった。安心するのはまだ早いので一気に水面まで浮かしてごぼう抜きした。
型に不満が残るものの今年初の獲物に会えてうれしかったと同時にホットした。今年もボウズを免れることができた。城ヶ島15匹目の石鯛である。